日本ヘルダー学会


『ヘルダー研究』第1号〜第5号 掲載記事

第6号〜第10号

第1号(1995年)

発刊の辞
七字慶紀
1
ヘルダー学会設立によせて
ハンス・ディートリッヒ・イルムシャー
(ヘルダー学会設立によせて)
ヴェルナー・ケラー
ヘルダーの歴史哲学における方法論
ハンス・ディートリッヒ・イルムシャー
7
ヘルダー文学理論の基礎概念
七字慶紀
45
ヘルダーの人間性理論と形態形成理論――『彫塑論』を中心に
濱田真
57
ハーマンと解釈学
川中子義勝
75
『イデーン』におけるヘルダーの風土観
嶋田洋一郎
91
『人類最古の文書』――原啓示・ヒエログリフ・神秘主義
海老坂高
111
ヘルダーの『シャクンタラー』読書
中村元
133
ヘルダーの『人類歴史哲学考』と和辻哲郎――『風土』から『近代歴史哲学の先駆者』まで
笠原賢介
157
レジュメ
176

第2号(1996年)

ヘルダーとフンボルト
クリスティアン・シュテッター
1
ヘルダー『言語起源論』における「言語人間起源説」と「ライプニッツ美学のヴェール」
斎藤渉
30
1770年代の〈Schwärmerei〉論――一つの粗描
南大路振一
47
ヴィーラントのユーモアとヘルダーの運命観――『ペルボンテ、或は願いごと』をめぐって
波田節夫
69
E. カッシーラーにおけるヘルダー受容について――『言語起源論』を中心に
森淑仁
99
シェリング歴史哲学と近代の原理――カントのヘルダー批判と歴史哲学の可能性
長島隆
122
フランツ・フォン・バーダーにおける両性具有問題
高橋明彦
143
レジュメ
161

第3号(1997年)

ヘルダーと雅歌
フリーダー・ゾンダーマン
1
シラーとヘルダー――ヘルダーの論文『イドゥーナ、あるいは若返りの林檎』をめぐって
松山雄三
32
新しい世界観を求めて――ニコライ、ゲーテ、シラー、ノヴァーリスの文学的葛藤
渡部重美
53
啓蒙と信仰――J. M. R. レンツの文学にあらわれた宗教感情
佐藤研一
77
レッシングにおけるスピノーザ主義と宗教的世界観
渡邉直樹
100
ヤコービーとバーダー――ドイツ観念論へのインパクト
伊坂青司
121
[書評]川中子義勝著『北の博士・ハーマン』
波田節夫
141

第4号(1998年)

ヘルダーのシステム理論
ウルリヒ・ガイアー
1
視覚と触覚――18世紀感覚論とヘルダー『彫塑論』
山中浩司
22
ギリシア彫刻を巡って――彫像の美はいかに記述されたか
渡邉哲雄
48
ゲーテにおける象徴としてのOffenbares Gehaimnisと言語の問題
森淑仁
72
W. v. フンボルトの言語哲学――言語の理性本能と類比推理
平野具男
94
L. M. R. レンツ『軍人たち』における「政治的」側面
今村武
119
シラーの『美的教育書簡』におけるユートピア的思考とそのテキスト構造
小笠原能仁
142
翻訳:ヘルダー『言葉の学習について』
濱田真
164

第5号(1999年)

„[…] die Vernunft des Menschen ist menschlich.“ Geschichte und Humanität in Johann Gottfried Herders Ideen zur Philosophie der Geschichte der Menschheit
Martin Bollacher
1
Herder und Iselin
Yoshinori Shichiji
19
„Die Physiognomik der Menschheit“ als Prinzip der Geschichtschreibung in Herders Ideen
Yoichiro Shimada
39
Herders Bildungs-und Wissenshaftstheorie als System bequemer Verhältnisse
Makoto Hamada
51
Hegel oder Herder. Der dynamisierte Spinozismus im Frühwerk von Moses Heß
Junji Kanda
69
Johann Georg Hamanns Beziehung zum Kreis von Münster
Yoshikatsu Kawanago
87
Die andere Sprache: Carl Gustav Carus' Physiognomik
Gabriele Stumpp
107